NEWS<視覚障害者、至難の帰宅…人込みで白杖使えず>
最近、自然と人ごみを避けていますが、目が見える私にでも人ごみは怖い。
また、杖が必要な時は、特に通勤ラッシュのような時は、みんなの目線が上にあって、下への注意まで及ばないらしく、ついている杖にあたりそうになって、下手をすると、他の人が杖で転びそうになったりして危ない。 身体の様々なところが弱い人にとって、災害時に、健常者と一緒に行動するのは至難の業。 特に、見た目が健常者とわからない場合は大変だ。 そして、もっと残念なことは、訓練の中で考慮されないこと。 まだそこまでの余裕がないのかもしれない。 たった、電車が止まったぐらいで、社会的な弱者を救えないとしたら、津波や火災で救えるわけがない。余裕がなく訓練できなかったでは、済まされないのではないか。 gooニュースから、全文。 === 東日本大震災時に起きた首都圏の帰宅困難者問題で、視覚障害者が「災害時は自分たちの存在にも気付いてほしい」と訴えている。 視覚障害者と分かってもらえず、人とぶつかったり、不慣れな場所に戸惑ったりして、転倒などの危険があったためだ。国などで作る「帰宅困難者対策協議会」でも、災害弱者に関する議論は行われず、3日に東京で実施された大規模訓練でもテーマにならなかった。 昨年3月11日の大震災時、東京都杉並区上荻の「視覚障害者支援総合センター」で点字本製作などにあたっている全盲の男性(25)は、同センターで休憩中だった。普段は一人で大田区まで帰宅するが、この日は帰宅方向が同じ視覚障害者計4人と、センター職員の女性(32)ら2人の計6人で帰ることにした。 近くの阿佐ヶ谷駅に着くと、JRは全線が不通。そこで同駅から出ている渋谷行きのバス乗り場に向かった。男性らは「人に当たってはいけない」と、 白杖 ( はくじょう ) はつかずに片手で抱え持ち、職員を先頭に前の人の肩にもう一方の手を置いて1列で進んだが、激しい人混みで何度も人とぶつかって転びそうになった。女性は「視覚障害者と気づいてもらえず、危ない思いをした」と振り返る。 超満員だったバスで渋谷駅には着けた。男性と女性は、大田区へ徒歩で向かったが、2時間で帰宅を断念し、目黒区内の公共施設で一夜を越した。ただ、トイレへ行くにも誘導が必要で一睡も出来なかったという男性は「一人で不慣れな場所にいたらどうなっていたか」と振り返る。 ===
by 47__xxy
| 2012-02-09 10:03
| NEWS「災害」
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Comments(2)
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fujiryujin at 2012-02-10 01:07
昔、商店街を車いすを押して回る車いす体験をしたことがありましたが、
その時、健常者には気付けない問題点がたくさんありましたね。 道路と歩道との段差一つにしても、高齢者にとっては段差が無い方が良いけれど、 目が見えない方にとっては、段差がないと道路と歩道を認識できない・・・とか 今はまだまだ健常者を基本にした街づくり・・・になっていますよね。 今後は、弱者を基本にした街づくりを是非とも目指してほしいものですね。フジ
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47__xxy at 2012-02-11 15:04
フジさん こんにちは。
そうなんですよ。立場が変わると見えてくるものがある。 で、社会的弱者って、特別な人ではなくって、(残念ながら)誰でもなれるものだ、ということに気がつかないってことです。いざ、事故などで不自由になって、初めて絶望するんです。 でも、もし、最初から弱者の世の中だったら、その絶望も、軽いものになっていくだろうって思います。 だから、そういう社会になってほしいんですよねぇ。
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