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実はもう、身も心も。。。限界なんだ
 術後の麻酔から醒めて、家内が術後の説明を聞いてきて、その話を聞いた瞬間、もう、どうにもこうにも、悔しいというか、ぶつけどころのない状態でした。

 もっとも、術前説明で、砕けない可能性があることも知っていました。知っていたけれど、可能性が低いと思っていたので、まさか、そういう状態であるってことを、受け入れられませんでした。

 長期的に見れば、腎臓さんはホッとしたでしょう。
尿管が詰まってしまって高熱を出して腎臓を1個ダメにしてしまうそういう危機は、カテーテルの挿入、置きっぱなしによる尿路の確保によって回避されたわけです。

 短期的に見れば、腎臓と膀胱間のカテーテルの微妙な動きによって、膀胱が刺激されるらしいことにより、トイレが近くなるし、違和感が出てくるらしい。まだ石が置き去りなのでその痛みもある。その違和感も、私自身にとって、どう現れてくるのかがまだ分からない。

 さらに、赤黒い血尿が止まっていない。腎臓付近の痛みがある。痛み止めが必要な痛み。痛み止めを飲めば痛みがないときのように、普通な生活ができると思っている人が多いと思うけど、そんなことはない。かなり痛いがちょっと痛いに変わっても、身体はずっと緊張していて、非常に疲れるってことです。
排尿の後には、おちんちんが痛みます。これも結構きついです。

 これが違和感ってやつかもしれないんだけど、石が動く前に起きていた、足の付け根付近から、膀胱までのじわーっていう痛みや違和感が常時あって、こんなときでも痛み止めを使わざるを得ないときもある。

 身体の不調はこれだけでない。

 歯がもうぼろぼろで、噛める場所がない。加えて前歯の差し歯が取れてしまう。前回の治療していた歯医者さんで、その頃安定していた差し歯を、その横の入れ歯の支柱として使ってしまったために、差し歯の取れ方が非常に悪い状態になっている。おかげで入れ歯も使えない状態。

 入院中の食事は全粥で乗り切った。それでも、ここ何ヶ月も、心を許して食事できたことがない。もう、総入れ歯でもいいから、制限はあっても噛めて、栄養を吸収したい。

 手の震えもかなりひどい。




 仕事は来週から復帰の予定ですが、今の痛みで出社が危うい。社員でない派遣社員の身なので、長期休暇は契約切りに繋がる。しかも、入院前にすでにそういう状態になっていて、この入院+リハビリで、もし休みが延長されることになれば、10月からの仕事はない。

 収入が途絶えると、預金が全くなくローンや借金だらけの私には、精神的な圧迫が大きくなる。家族も働いているが、それが私の借金をまかなえて生活が支えられるほど裕福な状態にない。
身体がダメでも、金銭的な余裕があれば、少しは望みも芽生えるってもんだけど、今は、自分が働くしかない、ってところが、非常に厳しい。



 石は来月以降、お医者さんと相談して砕く日程を調整します。
友人で石を持っている医師(しゃれでない)は、「砕いちゃえば簡単だよ」ってさらって言ってのけましたよ。
まるで「どうしてそんな(病院)でのたくたやっているの」と言わんばかりでした。というか、そう聞こえました。

 でもね、他人が何事も無くやってしまうことを、私はできないんです。
他人の10倍以上かかるんですよ。ものによっては、そうやっても出来ない事がある。

 センサーが敏感に出来ている。痛み、匂い、薬、etc。血管が細い、尿管も細かった、というのもあるでしょう。
ともかく、お医者さんに「よく(こんな状態で)生きているよね」と言わせてしまうほど、さまざまな問題を抱えているってことです。

 ところで、今月は「よく生きているよね」って言わせた月なんです。

 会社の同僚。これまた特定疾患を持っていて、やっぱりギリギリのところで頑張っているんです。でも、その人の場合は、その特定疾患ひとつです。
で、いろんな話をしていく中で、「よく生きているよね」って言われたんです。

 上司。この方もなにやら抱えているようです。
で、上司は、同僚も含めた自分たちもギリギリのところでやっているんだから、お前も(私)誠意を見せろ、というわけです。
で、今回の手術について、術前検査で分かった事、その他いろいろと話すうちに、「よくそんなんで生きていますよね」って言われました。というか、言わせました。

 そして、今回入院中に、点滴の針を入れるところがない私を見て、お医者さんが「よくこんな状態で生きているよ」って、変に感心させてしまったんですね。


・・・ここまで書いて、書き始めの頃の心のズタズタ感がちょっとだけ和らいだかな・・・

 要するに、これからのことなんですよ。
 これからとりあえず、10年から15年ぐらい先までのこと。

 今の会社への派遣は限界が来ていると思う。でも、収入が大きいので、なかなか辞めるのも勇気がいる。

 社員としてどこかの同業他社に就職する。まぁ、シニア枠でもいいけど。これが一番安定した進み方かな。

 全く別な職種に変える。カウンセラーみたいなものとか。過去にも幾度かチャレンジしたかったマッサージ師とか。鍼灸は、手の震えがあるのであきらめました。

 またはそれ以外。


 今は、収入が途絶えてしまって払わなければいけないものが払えなくなることが辛くって、辞められないってわけです。


・・・読み返してみて、どこが限界なんだろう、って思えてきた・・・

 理解者はそれでもいます。家族です。でも、全てのことについてではない。

 社会的に理解されない状態にあるのも、辛い。

 病院であってもそうなんです。
 KSは試験には出てきました、程度の知識なんですよ、お医者さんたちには。

 忙しすぎるんですかね、お医者さん。
 お医者さんだから、なんでも知っているのかと思ったら、そんなことはないんですよね。
論文もいっぱい書いているはずなのに、結局は、大学と同じで、試験に受かりやすいものを選ぶ、というか、KSのような、本当は、調べたら奥が深くって、人生を賭けた勉強ができるかもしれないものには、手をつけようとしない?

 今回の入院で頑張れたことの1つは、そんな中で、KSに興味を持って調べてくれた看護婦さんがいる、ということでした。前回入院の5年前にはない現象でした。入院してすぐに、その日の担当となった看護婦さんですが、休み時間に調べました、って私のところに来て。目がね、うるうるしてました。「大変なんですね」って。
もう、それだけで、十分でしたのに。。。
退院前の夜に、自身の帰宅時間を遅らせて、私の話に熱心に耳を傾けてくださいました。

 まぁ、どれぐらい興味をもたれたかは分かりませんが、お若い方ですので、少しでも見聞を広めていただけたら、と思いました。あまり期待しても負担にさせるだけですからね。



 さて、長々と書いてしまいましたが、これを書くまでの私は、もう、本当に心身ともに限界で、人生リタイアするところまで追い詰められていました。

 今度は、もう本当にダメだと思いました。

 でも、ここに吐き出してしまったら、ちょっとだけ、もうちょっとだけ、生きてみようかな、って思い始めました。
とりあえず、洗濯。そして、これを投稿したら、野菜スープの具材を調達して、この週末はそのスープで自分なりの栄養吸収をしてみようかなってね、思えるようになってきました。


 「誰もこの状態を変わってくれる人などいない」のだから。

 なりふりかまわず、例え何にすがってでも、ここを乗り切ってみようと、そんな気持ちが湧いてきました。



 これが、私の本当の強さなんだろうな。



 昔の上司に言われたことがある。

 「なかちゃんは、逆境に強いんだよね」ってね。
by 47__xxy | 2011-08-26 14:20 | 尿路結石 | Comments(0)
<< 極限の中で ここの病院食はおいしかったでしょう >>



通称:なかちゃん。★東ニ病気ノコドモアレバ…西ニツカレタ母アレバ…南ニ死ニサウナ人アレバ…北ニケンクヮヤソショウガアレバ…★弱い立場中心の世の中に @WofNaka
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