障がいや病気な人は人間として劣っているわけではありません
健常者にとって、障がい者や病人というのは、自分に関係のない弱い人だと思っている人がまだまだ多いです。
でも、人間、本当に老衰で亡くなる人が、なんと少ない事か。ということは、ほとんどの人は、なんらかの病気や事故で亡くなっているのです。今大丈夫だと思っている人も、いきなり不自由な身体になってしまうかもしれません。そう考えていくと、健常者を主と考えずに、障がい者や病気の人など弱い立場の人を主として世の中を考えたほうが理にかなっていると思いませんか。 また、世の中には、私のように、障がい者としての認定はないけれど、限りなく鬱に近かったり、でも健常者とは言えない、中途半端な人間もいます。会社では、ちょっと身体が弱い人、みたいな扱いですが、出退勤が良くないために目をつけられて、社員であれば、ボーナスカット対象者みたいな人たちです。それでも、まだ会社に残っていられればいいのですが、解雇されたり、されるように仕向けられたりしているような人たちです。若ければまだそれでも次の職場を探せるかもしれませんが、40歳、50歳になると体力勝負の仕事しか残っていないか、極端に仕事が制限されてしまうのです。しかも、出退勤が良くないためにまたしても目をつけられる。 でも、会社から追いやられる人たちは、すべての面で劣っているわけではありません。 人は必ず輝く何かを秘めていると思います。たとえ、声が出せなくても、耳が聞こえなくても、目が見えなくても歩けなくても、出退勤がわるくても。必ず、その人が夢中になれるような何かがあるはずです。 では、なぜ会社に入れない、残れないのでしょうか。 私が思うのは、会社の中で、そういう目を持たない人、持つ暇がない人が多いからだと思います。また、障がい者にどういう仕事を与えたらいいのかを知らないから、やらせる余裕がないから、だと思います。実際、即戦力がほしい、という会社が多い。自分のところでは育てられないから、外で育った人を入れるほうが安くつくし、簡単だからです。でも、入れた人をそこからさらに育てているとは思えません。 大きな会社では、社員教育というのはやりますけれど、最近OJTという言葉さえ聞こえません。ひどいときにはイナゴの大群のように土地土地(部署部署)を移動してそこにある食料を食べつくし、後に何も残さないどころか、何年も何も育てられない土地だけが残る、という上司がいたりします。 実際に、その後、若手が育ちませんでした。当然、いい仕事ができるわけがない。私は品質管理やセキュリティ管理を担当していますが、ここ2,3年の品質は悪いですし、セキュリティ事故も減りません。つまりはそういうことです。やはり、動植物のように人も育てなければ会社は生きていけないということでしょう。 んじゃぁ、どうすればいいのか。 実際にやっている会社に聞くのが一番てっとり早いかな。ということで、こちらの会社を紹介しますね。 ㈱アイエスエフネットハーモニー 私は、別に、この会社とのお付き合いはありませんが、IT業界で障がい者を受け入れて成功している会社です。口だけではないと思いますよ。だって、ブログとか行ってみても、健常者とは見分けがつかないんですよ。しかも明るい。挨拶もいい。知っていますか? 挨拶ができている会社は良い会社なんですよ。実体験からですけどね。 もっと同じような考え方の会社が増えればいいと思います。単に障がい者を企業イメージアップのために利用するんではなくってね。彼らのほうが人間的にむしろすばらしいんですからね。そういう人材を入れないのはもったいないと思います。 私も、人が輝いているのを見ていたいです。 ということで。
by 47__xxy
| 2011-01-27 22:47
| LGBT&I
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